- 2020.11.09
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【憩い土間の家】まもなく工事スタート!
土浦市で新しい住宅の工事が始まります。土地選びの段階からご相談を頂き、いくつかの候補地の中から決まった敷地です。
建物は、広い土間とリビングが一体となり、土間に座ってお酒を飲んだりみんなでくつろぐ事ができるようになっています。そのため【憩い土間の家】と名付けました。
先日は地盤調査が行われました。建物の4つの角と中央のあわせて5箇所の地面にヤリのようなものを機械で刺し、その刺さりやすさで地盤の強さを判断する、というものです。この調査の結果次第で地盤の補強工事が必要になることがあり、全体の予算計画に大きく関わってくる緊張の瞬間です。お施主様との打ち合わせの途中、調査結果の報告が工務店さんから………補強必要なし!との報告にみんなでほっと胸を撫で下ろしました笑
雨がぱらつく中でしたが、お施主様も見学にきて下さいました。沢山の目に見つめられ調査業者さんも緊張気味でしたが、とても親切に対応してくださる方でした。これから本格的な工事が始まりますが、気を引き締めて監理にあたります!
- 2020.10.30
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TSD+のハロウィン
明日はハロウィンですね。今年はひと足早く、娘のいとこ家族とハロウィンパーティを開きました。
かぼちゃをまるごとレンジでチンして、中身をくり抜き、カッターで顔をほりほり。中身はかぼちゃシチューにしました。
自宅の二階は普段はこんな感じでひとつの広いオープンスペースになっていますが、
柱と柱の間に黒いビニール袋をたこ糸でぶら下げて、お化け屋敷にしました。
文化祭のお化け屋敷づくりを思い出し、夢中で準備してしまいました。
最初はあえて区切らないで広くしておくことで、こんな楽しみ方もできるんだなーと思いました。おうちをお化け屋敷にしたい人にオススメの間取りです笑
TSD+も参加している「つくばおとなりの建築家展11」明日はハロウィンフェイスシールド作りのワークショップを開催します。詳細はチラシやつくおとHPをご覧下さい!
- 2020.10.29
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【環る家】男のロマン
お施主様の趣味のサバイバルゲーム。愛用の武器たちをしまうガンラックを作ってもらいました。
男のロマンを叶えるべく張り切って図面を描きました。秘密の武器庫感を出すため、観音開きにし、内側を武器庫に。外側は普段の日用品でカモフラージュする予定です笑
機構はなるべく単純に。蝶番とキャスター、フランス落とし、ラッチや手掛けなど見えるところはデザインにこだわりました。
こういうちょっとした仕掛けをゆっくり時間をかけて考える時間、幸せでした笑
- 2020.10.24
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【環る家】思い出の石
環る家が完成しました。
設計が始まった時のお施主様からのご要望は「子どもの頃遊んだおばあちゃんの家の石を残して、中庭に置きたい」でした。
思い出の2つの石を置いた中庭を囲む家。模型やパースでプランを固めていきました。
最終的に中庭の大きさが変わりインナーガレージが追加されましたが、予算とご希望のバランスの取れた良い家が出来たと思います。
お引越の日にお兄さんがいらっしゃいました。「石、こんなに小さかったっけ?」「子どもだったから大きく感じたんだろ」と話す兄弟の姿を見て、小さな頃の思い出の大切さを感じました。
これからも家の中心で家族の思い出をつなぎ、思い出が環(めぐ)る家となっていって欲しいです。
- 2020.09.01
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娘の誕生日
TSD+の賑やか担当、娘が5歳の誕生日を迎えました。当日は家族でお家パーティー。メニューは手巻き寿司でしたが、納豆巻きがお気に入りのドレスにこぼれてしまいテンションだだ下がり・・・笑
階段から顔を覗かせているのは、ひいおばあちゃんにリクエストした「うなぎのぬいぐるみ」。渋いチョイスですが、「うなぎのうーちゃん だいぼうけん」という絵本を気に入っていて、うーちゃんと生活する日を夢見ていたのでした。
ドレスが納豆まみれになるアクシデントはありましたが、親戚からのたくさんのプレゼントを開封し、アイスのケーキを食べ、ご満悦の様子。出産からの5年は本当にあっという間で、成長が嬉しくもあり寂しくもありますが、とにかくここまで元気に育ってくれたことに感謝します。おかあさん~!と走り寄って来てくれる、この一瞬であろう期間を大切にし、たくさん抱きしめてあげようと思います。
- 2020.07.06
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【つなぐ家】竣工写真
昨年竣工した、つなぐ家の写真撮影を行いました。緑と青空と黒いガルバリウムと板張りと。外観はコントラストがはっきりしていますが、それとは裏腹に内観は優しい雰囲気に仕上がっています。竣工写真はworksにすべて掲載しています。ぜひご覧ください。
お施主様、お忙しい中ご協力頂きありがとうございました!
- 2020.06.21
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【環る家】祝上棟
梅雨の貴重な晴れ間、環る家が上棟しました。
最近にしては気温が低い日でしたが、体を動かす大具さんたちは暑そうでした…!
今後の雨予報を鑑みてなるべく作業を進めたいとのことで、夕方まで作業して頂いたのち、上棟式をしました。これまでの工事の無事と、今後の工事の安全を祈願します。
終わりにはなんとお施主様のご親戚がオーナーをつとめるフレンチレストランのお弁当をお土産に頂き、優雅な晩ご飯となりました!引き続き、しっかりと工事監理を進めます!
- 2020.06.18
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【split】タイル仕上げの浴室
いよいよお引き渡しまであと少し。お施主様による検査に向けて、現場も一丸となって頑張っています。タイル仕上げを採用した浴室は、その仕上げや置き型バスタブにこだわりがあるだけでなく、生活感が出てしまいがちな脱衣室を感じることなく入浴出来るよう、浴室のかたちと動線にもこだわりました。
監督さんと何度も打ち合わせを重ねたタイルの割り付けもびしっと綺麗に決まり、一歩踏み入れた瞬間に思わずため息がもれる程の空間に仕上がっていました。写真撮影がとても楽しみです・・・!
- 2020.06.03
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【split】モルタル床のLDK
splitの現場では、工事も大詰めです。監督さんが「終わりが見えてくると段々切なくなってくるんだよな・・・」とおっしゃっていて、私もとても共感しました。
今回は、LDKの床を全てモルタル金ゴテで仕上げます。階段、建具、天井などの木部はラーチ合板のオスモフロアカラーナチュラル仕上げ。シンプルさの中に、洗練されたこだわりが溢れた空間を目指しています。
先日様子を見に来られたお施主様にも、入居が楽しみ!と言って頂き・・・。この言葉は私達にとって元気の源となる魔法の言葉です。そんなお施主様のために、ますます良い設計と良い工事監理を心掛けて行きたいと思います。
- 2020.04.21
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娘の記憶
先日、我が家のクローゼットに主人が棚を増やしてくれました。庭で杉の角材をカットする主人に近寄った娘が、ぽつりと一言。「あ~このにおい。赤ちゃんの頃を思い出すなあ~。」
娘がまだ0歳の頃、私たち夫婦は自邸を設計し、建築しました。当時、娘を抱っこひもに入れてしょっちゅう現場に足を運んでいましたが、話をよく聞いてみると、どうやら娘はその頃のことを思い出しているようなのです。
胎内記憶のようなものはさっぱりだった娘ですが、赤ちゃんの頃の記憶として、自邸の杉の香りが刻まれているなんて。気持ちが塞ぎ込んでしまいがちな日々の中で、設計士夫婦としては、とても嬉しく感じる瞬間でした。
- 2020.04.07
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「双葉駅西側地区災害公営住宅等設計業務委託」公募型プロポーザルに参加しました。
常磐線が全線開通し、徐々に復興への歩みが始まる双葉町。
弊所は地元設計事務所仲間のLive haus 建築設計所さん、e do design一級建築士事務所さんと一緒に、公営住宅・賃貸住宅をベースにした復興計画のプロポーザルに参加しました。
震災後、東北を一度訪れたきり、復興に携わったり、見聞きしたり、考えたりする機会はあまりありませんでした。
しかし、このプロポーザルに参加したことで、被災地の現実をじっくり見聞きし、自分なりに復興について時間を掛けて考えることが出来ました。
昨年11月下旬、現地視察のため双葉町へ。
避難指示の出ている双葉町に直接入ることはできないため、車で隣接する浪江町の集合場所に向かう途中、路肩に設置されている線量表示は高い所で約2.3μSv/h。基準とされる値の10倍以上です。放射線を浴びる怖さよりも、9年たってもなお手の付けようもない場所があり、そこを通っているという事に、怖さを感じました。
集合場所からバスに乗って双葉町へ入り、ゲートを通り、旧町役場へ。
駐車場にはタイヤがつぶれた沢山の車。9年前の書類が散乱したデスク。ホワイトボードには当時の生々しいメモが残されていました。街中には崩れたままの家屋、巨石が道路に倒れたままの神社。現地視察の最後に、「資料には写真のSNS掲載不可とありますが、ぜひ掲載してください。双葉町の現実を少しでも知ってもらうことが復興につながります。#双葉町とタグをつけて。今夜チェックしますからね!」と語る案内の職員さん。
財布を取りに戻ることもできないまま全町避難となり、しばらくの間同僚からお金を借りて暮らしていたと語る当時の職員さん。別の自治体に勤めていたけれど復興のために地元に戻った職員さん。
小さな質問にも丁寧に対応し、外から来た私たちに双葉の現状と課題を熱心に伝えてくださり、期待の声を掛けていただきました。
私たちの提案は一次審査を2位で通過しましたが、二次審査のヒアリングで4位。残念ながら本業務を手掛けることはかないませんでしたが、とても貴重な経験をさせていただくことが出来ました。
1位となったのはブルースタジオ・パシフィックコンサルタンツ設計共同体。
3.11のその日、私はパシコン社員として当時の本社オフィスにいました。
タクシーの列に4時間並び、相乗りで4時間かけてようやく家にたどり着きました。
その後、たくさんの同期たちが復興関係の仕事を手掛けるのを横目に、地元で住宅の仕事を手掛けることになりました。
確かな技術と経験をもつ両社であればきっと良い復興モデルを作り上げてくれるだろうと、安心して、双葉の未来を楽しみにしています。
- 2020.03.27
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【環る家】着工します
新しい住宅が着工します。
祖母宅の敷地を受け継ぐことになったお施主様。「小さい頃遊んだ大きな石を囲むような家にしたい」というご要望から、設計がスタートしました。その思いは最後までぶれることなく、石を中心とした中庭を囲む環状の平屋住宅が建つこととなりました。
環状はかたちだけを意味しているのではなく、世代が環ることで思いが受け継がれていく様子も表します。そんなイメージから、「環(めぐ)る家」と名付けました。心地よい住宅が出来上がるよう、引き続き工事監理に邁進します。
- 2020.03.19
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【環る家】解体工事
既存住宅の解体工事が進んでいます。 お施主様がこどもの頃から、「おばあちゃんの家」として慣れ親しんだ住宅の解体です。 解体の現場というのはいつも、設計者の私たちですら、淋しい気持ちになるものです・・・ 。まもなく始まる新築工事では、 そんな思い出を一部継承し、包み込むような住宅を設計しています。
工事の様子は随時こちらのブログにアップしていきますので、どうぞお楽しみに・・・!
- 2020.03.05
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【split】上棟とトップライト
横浜市のsplit、無事に上棟しました。
奥が水まわり棟、手前が母屋です。
母屋は真ん中に大きなトップライトがあります。
屋根が張られサッシが付き、とても素敵な空間になりそうです!
- 2020.02.07
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【やさしい家】シンボルツリーと芝生
昨年お引き渡しを終えたやさしい家。ありがたいことに、お庭が完成したのでぜひ遊びにいらしてください!とご連絡頂き、早速お邪魔して来ました。
こつこつとご夫婦自身で作業を進められ、シンプルながら味のあるお庭に仕上がっていました。シンボルツリーはジューンベリー。花、実、紅葉、と四季折々で違う姿を見せてくれる木です。建物と共に、お庭の経年変化もとても楽しみです。お施主様、お誘い頂きありがとうございました!
- 2020.02.05
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【split】基礎工事
基礎のベースコンと立ち上がりが打設されました。
今回もしっかりとした基礎になりそうです。
2月下旬の上棟に向けて、引き続きしっかり工事監理していきます!